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コロナワクチン4回目接種について|これまでの接種で分かってきたこと

当院でも4回目のワクチン接種が本格的に開始されました。

そこで、これまでのワクチン接種で分かってきたことを紹介いたします。

3回目までのワクチン接種で分かってきたこと

  • 初回の2回のみのワクチン接種では効果が不十分で、半年経過すると効果が薄らぐこと
  • 3回接種すると、半年後にもかなり抗体が維持されていること
  • ワクチンを打っても、現在流行しているオミクロン変異株:BA.5に完全発症予防ができないこと
  • 現在の第7波の感染者で、ワクチン未接種者が重傷者している傾向があること
  • ワクチン接種を定期的に行うブースター接種でより一層の免疫効果があること

現在大流行している新型コロナウィルスのオミクロン変異株のBA.5に関しては、免疫をよける特徴があるため、ワクチンによる完全な発生予防はできません。しかし、今回の第7波では未接種者が重症化している傾向にあることから、重症化を防ぐ役割としてワクチン接種は十分な効果があるといえるでしょう。

ワクチンの副反応と感染の重症化リスク

中には3回目のワクチン接種で副反応が大きく大変な思いをされた方もおられるため、4回目を躊躇されている方も多いようです。

当然個人差もありますが、定期的なワクチン接種で免疫効果が得られていることから、高齢者や基礎疾患のある方など、重症化が懸念される方に関しては4回目接種の価値は十分にあるかと思います。

現在主流のRNAワクチン以外の、もっと副作用が少ないと考えられるタイプのワクチン(組み換えタンパクワクチン:塩野義製薬のワクチン)の国による早期承認が望まれるところです。