Q;糖尿病で通院・服薬をしていますが、血糖値がなかなか下がりません。どうしたらよいですか?
A; 個々の症例により血糖が下がらない原因は様々ですが、以下のような場合が考えられます。
糖尿病の治療を続けていても、なかなか血糖値が下がらないことがあります。
その原因は一人ひとり異なり、食生活だけでなく、体質や糖尿病の状態、他の疾患が関係している場合など様々な要因が考えられます。
まず、生活習慣に関する原因としては次のようなことが血糖値に影響します。
1)食事の量や時間がバラバラな場合
食事の量が日によって大きく違ったり、食事の時間が不規則だったりすると、血糖値も変動しやすくなります。

2)炭水化物やお菓子類、果物類が多い場合
ご飯、パン、麺類などの炭水化物のほか、お菓子や果物類を多く摂ると、血糖値が上がりやすくなります。

3)ジュースや清涼飲料水をよく飲む場合
ジュースや清涼飲料水などには多くの糖分が含まれているため、習慣的に飲んでいると血糖コントロールが悪化する原因になります。

一方、食生活以外では、ご自身の体の問題、疾病などにより血糖値が下がりにくいことがあります。
1)肥満によるインスリン抵抗性
肥満がある場合は、インスリンの効きが悪くなり、血糖が下がりにくくなります。
2)インスリンを分泌する力が低下している
血糖コントロール(血糖値を適切な範囲に維持すること)が長期間不良で経過し、インスリンを分泌する膵臓の機能が疲弊した2型糖尿病の場合や、膵臓病で膵臓機能が低下している場合。
あるいは緩徐進行型1型糖尿病など、インスリンの分泌がゆっくりと低下していくタイプの糖尿病の場合もあります。これらの病態ではインスリンを分泌する能力が著しく低下しており、インスリン療法の導入を検討する必要があります。
3)ほかの病気や薬の影響
がんを合併している場合にも、血糖値が悪化することがありチェックが必要です。その他に処方されているお薬が合っていない場合や、血糖が上昇しやすい薬を内服している場合でも、血糖コントロールが不良となります。
いずれにせよ各原因に応じた対処方法が必要となり、できるだけ専門医を受診することをお勧めします。

