腎臓内科

腎臓病は、誰にでも起こりうる一般的な病気のひとつです。

日本の慢性腎臓病(CKD)患者は1300万人といわれ、平成23年末現在で透析患者は30万人を超えました。腎不全と診断され、透析が必要と医師から告げられると非常大きなショックとともに不安にかられます。
慢性腎臓病(CKD)は、最初は自覚症状が出ないため、発見が遅れることが多い病気です。そして病気が進むと腎臓の働きを取り戻すことができない恐ろしい病気でもあるのです。早期発見、早期治療のためにも、定期的に健康診断を受ける事が必要です。

生活習慣病と腎臓病

慢性腎臓病には、腎臓そのものが悪くなる場合(慢性糸球体腎炎など)と、糖尿病や高血圧から腎臓が悪くなる場合があります。糖尿病や高血圧を防ぐことで腎臓病を予防したり、その進行を遅らせたりすることができますので、生活習慣を改善することが大変重要なのです。

腎臓と貧血のQ&A

最近、こんな症状続いていませんか?

そんなあなたは貧血かも?

貧血とは、血液中の酸素が不足して、カラダが酸欠になっている状態のことです。一般に鉄分が不足する「鉄欠乏性貧血」が知られていますが、その他に、腎臓の働き低下による「腎性貧血」があります。心臓や腎臓に悪影響をおよぼす「腎性貧血」には特に注意が必要です。

貧血かどうかは、血液検査でわかります。

ご自分が貧血かどうか、そして腎性貧血かどうか、まずは知ってみることが大切です。腎性貧血の場合、早いタイミングで治療をすれば、重症へのリスクを回避できます。

主な検査について

●一般的な検査

主な検査項目 尿検査
尿タンパク 尿にタンパク質が出ているかを調べるものです。タンパク質は本来、尿に漏れ出してくることはありませんが、腎臓に障害があると漏れ出してきます。タンパク尿がある人はいない人に比べて、腎臓の働きが2倍以上にのスピードで低下すると言われています。
血尿 血尿といっても目で見えるとは限らず、顕微鏡で見てはじめてわかる場合もあります。腎炎などの腎臓の病気からくる場合や、尿路結石・癌が原因となっている場合など、原因は様々です。
主な検査項目 血液検査
血清クレアチニン クレアチニンは筋肉を動かしたときにつくられる老廃物で、本来、腎臓から尿に排出されます。しかし、腎臓の機能が落ちてくると尿に排出されず、血液中にたまるため、血液検査で確かめられます。
血液尿素窒素 血液尿素窒素は、食べたタンパク質の燃えカスです。クレアチニンと同様に排出されますが、腎臓に機能が落ちてくると尿に排出されず、血液中にたまります。

●一般的な検査 【紹介により、他院で行う検査も含みます】

画像検査
レントゲン、エコー(超音波)、CT、MRIなどの検査のことで、腎臓の大きさや形、結石や腫瘍があるかないかなどわかります。
腎生検
腎臓病が強く疑われる場合に行われる検査で、腎臓の組織を採取し、その変化を見ることで、腎炎の種類や病気の程度がわかります。