動脈硬化の専門的検査

動脈硬化を早期発見 血管エコー診断

命取りになりかねない動脈硬化や狭窄などを早期に発見し、治療につなげるため、超音波による頸動脈エコーの検査が威力を発揮しています。
枕をせずにあおむけに寝た状態で、首に超音波を発するプローブと呼ばれる小型の装置をあてます。超音波は皮膚や筋肉を透過して頸動脈にぶつかり、反射して返ってきます。
それを画像診断措置で画像化します。血管の狭窄、血流の滞りなどを、その場で確かめることができます。超音波による血管診断が普及したのは、コンピューター・グラフィックの技術革新で、画像の解像度が飛躍的に向上したためです。ここ数年で、太さ1ミリ以下の血管まで見分けることが可能となり、頸動脈の壁の厚さも、0.1ミリ単位で計測できるようになりました。
超音波診断ではまず、三層からなる頸動脈の壁の厚さを測定します。一般的に1ミリ未満が正常値とされており、加齢やコレステロールの蓄積によって厚みが増し、弾力が失われていきます。1ミリを超えると要注意です。 コレステロールや中性脂肪などが増えると、管の壁にプラークと呼ばれる隆起物が付着しやすい。プラークが発達すると、血管内膜が狭くなったり、閉塞したりして、脳梗塞などのリスクが高まるので、プラークの大きさや形状などを観察し、薬物治療や食事、運動療法などの治療につなげていきます。
頸動脈は、動脈硬化が起こりやすい場所で、他の重要な血管の状態も類推できます。体表に近くて観察しやすく、全身の血管の「窓」の役割を果たしているといえます。

頚動脈エコー検査

検査時間は10分程度。痛みもありません。血管の状態を自分で確かめられるので、生活改善の動機づけにもなりやすいです。定期的に推移を観察するのに適しており、最近は健康診断でも幅広く利用されてます。
この検査は患者様に多大なメリットをもたらすのですが、施行に際して、術者の技術や特別なエコー装置が必要なため十分普及していないのが現状です。

当院では、顎動脈超音波検査による診断結果に基づき、患者様ひとりひとりに細かなレポートを作成いたします。過去のレポートと比べて診断することで、病状の進行状態がより明確になりもっとも適した診療を行います。

高血圧の診断と治療